太めのコテでしっかりめに巻けば、ゆる巻きは崩れず持つのか?

巻きが持たない悩みがあるけど、細くきつい巻きではなく太いコテでゆるい巻き髪にしたい方でたまにいらっしゃるのが、『太いコテでしっかり目に巻いて下さい』というオーダーです。

おそらくゆるく巻いて欲しいと頼むと最初からゆるく適当に巻かれている気がする…だから巻きが持たない。そうではなくもっとしっかり巻けば持つ。だから太いコテでしっかり巻いて欲しいということを伝えたいのだと思います。

ですがヘアメイクや美容師が髪を巻くときには、基本ゆる巻きといわれてもゆるく適当に巻いているわけではなく実際はしっかり巻いていることが多いのです。

つまりしっかり巻いて下さいというオーダーをしてもすでにやっていることですから、結局そのオーダーをしても、そこまで効果的ではない場合がほとんどです。

巻きの基本はしっかり熱を当てて冷ますということにあり、髪は巻いて熱が冷めたときに形が固定されます。

しっかりというのはこの動作をきちんとやるということでしかなく、基礎が分かっているプロであれば当たり前にやっていることだと言えます。もしこれが出来ていない場合は、しっかり巻いて下さいと言われることにより意識するのである程度の効果を発揮しますが、もしそれでも解決されない場合はへ他の方法を選べばあっさり解決✨なんてこともあります。

実際ゆる巻くと言ってもこの基本動作をベースに、仕上げの段階で緩くなるように形を作ったり、コテの入れる角度を変えたり色々計算しながらやっていますので、しっかり巻きさえすれば崩れないとかそういう問題ではないこともあります。

さらに普段太いコテを使って巻きが全く持たないような状態の人が、太いコテでしっかり巻いたからといって持続力に劇的な変化があるわけではないのです。

それどころかしっかり巻こうと意識しすぎて変にボリュームが出てしまったり、今度は別の悩みが出てきたりします➰🌀

つまり髪質や状態によっては32ミリの太いコテにこだわるよりも、巻きを持たせる為に25ミリの細いコテを使った方が良い場合もあります。

ですが細いコテはちょっと…と抵抗感がある方も実際いらっしゃいますよね。

ご自分で巻いていたりサロンでのヘアセット経験があったり、ある程度ヘアメイク慣れしている方に多いのですが、自分の中での経験を全ての基準にしてしまいがちです。

細いコテ=巻きが細くて強い。ぐるぐる巻きになる。

=ゆる巻きにならない。

=古臭くなる。

このような思い込みが出来て、とにかく細いコテを敬遠してしまうのです。

ですがある一定の経験のある美容師やヘアメイクでしたら、一目見て髪に触れば大抵のことは把握出来ますし、ある程度のことは予測もつきます。

仮に細いコテで巻いてもやり方次第でぐるぐるにはなりませんし、太いコテにこだわらない方がうまくいく場合も多いのですが…

結局のところご本人が何を一番望むのかということになりますので、大抵のヘアメイクは無理にこちらの提案をおすすめしたりすることはありません。

けれども本音としては先入観で最初から他のことを一切受け入れないというのは、もったいないなぁ…と思うのです💦

当店にも髪型が崩れやすいというお悩みのお客様がよくいらっしゃいますが、柔軟なお客様ほどすんなりお悩みを解決され、喜ばれることが多いんです。中には最初は不信感を持っていた方でも、仕上がりや持ちを体験した後日に、『やり方教えて下さい!』と言ってくる方すらいます。

一人で試行錯誤するよりプロの意見を聞いた方が早いですしまずは信頼できる美容師さんやヘアメイクさんを見付け、本音で相談してみることをおすすめします🎵

何でもそうですが、自己流って限界があります。それに人が変わればそれだけたくさんのアイデアや知恵もあるので、一度や二度の失敗で『細いコテはダメ!』などと決めてしまわず、もっと担当してくれるヘアメイクさんや美容師さんを信じてみませんか?

本当に思いもよらないアイデアに巡り合えるかもしれないので、最初から全てをシャットアウトしてしまうのは、本当にもったいないですよ(^^)💦

ちなみに実際に細いコテでゆるまきにして持ちも仕上がりも解決出来た実例はこちらです↓

韓国風巻き髪ヨシンモリがすぐに崩れてしまう人が、スプレーを変えずに巻きを持たせる方法

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