ブルベイエベ診断に疲れた人が、自分に似合うものを見付けるコツ

パーソナルカラー診断に行き、ブルベ夏と言われたりイエベ春と言われたり、毎回言われることが違う。

実際くすんでしまったり浮いてしまう色もあるので、何が自分に似合うのか知りたいけど、いい加減もう疲れた…

このように、パーソナルカラー診断に行ったのに余計迷ってしまう方はかなり多いです。

ただ似合うものを見付けたいだけなのに、言われることが毎回違うのは疲れますよね。

しかも苦手な色を似合うとか言われたり、好きな色が似合わないとか言われたりしてしまった場合にはなおさらモヤモヤしてしまうと思います。

そんなお悩みがあるあなたは、一回落ち着いて、これ以上パーソナルカラーを気にして1つの診断にこだわるのをやめてみませんか?

パーソナルカラー診断とか関係なく、全体のバランスを見てあなたに似合うものを提案してくれるプロの美容師やヘアメイクに言われたアドバイスを素直に取り入れてみることをおすすめします。

ブルベイエベにこだわっているのは一部の人だけ

『私はブルベだからこれは似合わない。』『イエベだからこの色はくすみます。』『ブルベなのにこの色使って大丈夫ですか?』

最近はこのようなことを言ってくるお客様が増えましたし、パーソナルカラーを気にする方が増えているのは事実です。

でも色々な現場で仕事をしてきたヘアメイクからの立場から言わせて頂きますと、いちいちブルベだからこれは使えないとかイエベだからこれしか似合わないとかやっていたらはっきり言って仕事になりません。

少なくとも私の周りのヘアメイクや美容師でそんなことを言ってる人はいませんし、1人の人が出した1つの診断にこだわっていたら何も出来なくなってしまいます。

例えば成人式で、お母様やご親戚のお着物をお持ち込みになった場合は最初からご本人に色を選ぶ選択肢などありませんし、実際そんなことはよくあります。

着るものが必ずしもパーソナルカラーで似合うと診断された色だとは限りませんし、どんな色であってもお客様に似合うメイクをしなくてはなりません。

その為には色々な知恵や技術を使い、ときにはパーソナルカラー診断で言われたことと、かけ離れた色を使うこともあります。

けれども全てを1つの基準にこだわりすぎて、知らず知らずのうちに頑固になり他人のアドバイスも一切聞けなくなっている方もいます。

でもそれって自分で自分の可能性にみずから制限をかけていることになりますし、もったいないと思うんです。

パーソナルカラー診断にこだわるよりも大切なこと

そもそもパーソナルカラー診断自体が、世間一般的に誰しもが認知していることではありません。

ましてや自分が診断されたことが世間の常識ではないので、行く先々でそれを言っても全員が理解するわけではありませんし、それが全て正しいというわけでもないのです。それにカラー診断にも多くのスクールや流派が存在し、必ずしも全てで同じ結果が出るとも限らないのです。

これは決してパーソナルカラー診断を全否定しているわけではなく、それで悩みが改善されたり納得出来ているのなら良いですが、そうではない方も正直多いのです。

この記事を読んでる時点であなたはおそらくパーソナルカラーに対して何らかの不満を感じているはずです。

実際に似合うものを知りたいが為にパーソナルカラー診断を受けたのにも関わらず、逆に悩んだり疲れてる時点でパーソナルカラーに振り回されてしまっているのです。

つまりこの先いくら診断を受けても結局あなたが納得する答えが明確に出ない限り、この先もそのモヤモヤは消えないでしょう。

では、あなたが納得出来る答えとは何ですか?ブルベだから勝ちなのでしょうか?

イエベだからダメなのでしょうか?

なぜだかブルベが優れているような風潮がありますが、正直そんな表面上のことではなく、あなたは自分に似合うものを知りたい…

そしてなぜ似合うものを見付けたいのか?実はそこに本質的な答えがあるのです。

似合うものを見付けることによって実現したい具体的なことがあるはずです。

可愛くなって、好きな人とうまくいきたい。婚活を成功させたい。周りより綺麗になって、毎日楽しく過ごしたい。テンションを上げたい…

理由はそれぞれだと思います。

つまりそこを実現させることさえ出来れば良いわけで、パーソナルカラー診断というのは1つの手段でしかないのです。

似合うものを見付けたい場合に頼れる美容師さんやヘアメイクさんなど美容の専門家はたくさんいて、それぞれが色々なアイデアや技術を持っており、そこに決まりなんてありません。

まともな技術者であれば、お客様に似合うように、喜んで貰えるように、そして希望が叶うように一生懸命施術しようとします。

美容師さんやヘアメイクさんは勉強熱心な方も多く、休日返上で講習に通ったり、同業者で集まれば気付けば情報交換になったり、本当に一生懸命なのです。

そしてそのアイデアや技術は、同じ技術者目線でも感心するようなことが多々あります。

例えすすめられたものが1つのパーソナルカラー診断で言われたこととかけ離れたとしても、一度は試してみる柔軟さこそが、似合うものを見付ける為の可能性を広げます。

あなたがどんな色が好きでどんな雰囲気になりたいのか。何を叶えたいのか…1つのパーソナルカラー診断で言われたことにこだわるよりも、まずはあなたがどうしたいのかが大切です。

まずそこをしっかりプロに伝えて、あなたが納得する答えを見付ければ良いのではないでしょうか?

ブルベだからとかイエベだからとか関係なく、全体のバランスやご本人の持つ雰囲気に合わせて、色々な提案をしてくれるはずです。

他の人の色々な意見を最初から強く拒絶してしまうのはもったいないです。

正直ヘアメイク同士でも、あまりに1つのパーソナルカラー診断に強くこだわっているお客様には何もおすすめできない。好きだけどあの色は使えないとか似合わないとか言っていたけど、全然もっと似合うように出来るのに…可愛くなるのにもったいないよね😞💦

というような会話になることもあります。

ちなみに柔軟なお客様の方が、『似合わないと思っていたのにすごいしっくりくる。』『いつもと違って新鮮!』などと新たな発見をされて喜んでいかれる場合が多いです。

私の経験上、よほど極端な色でない限りそうそう似合わない色はないですし、馴染ませることも似合わせることも出来ます。

というか、コンプレックスをカバーしたり要望を叶える為のメイクなのに、なぜ自分で制限をかけてしまうのでしょうか?

本当にもったいないなぁ…と思います。

1つの診断にこだりすぎず、色々な人の意見やアイデアを積極的に取り入れて、似合うものを見付けるきっかけにして頂ければと思います。

リアルなヘアメイクコラム
「リアルなヘアメイクコラム」の記事一覧です。

コメント