とても小顔で黒髪のショートボブがよく似合うお客様です。
髪の毛がしっかりしていてハリとコシがあり、何もせずそのままだとピンピンと髪の毛が跳ねてしまいなかなかうまくまとまらず大変とのこと。
そうですよね。
客観的には髪の毛がしっかりしていて量も多いということがとても羨ましい…!と言われやすい髪質ですが、ご本人からすると扱いが大変な場合もあるかと思います。
【硬く量の多い髪質のショートボブは、実はゆるふわの巻き髪が映えます。】
今回のお客様も、『髪が色々な場所からピンピン出てきてしまうのですが、こういうのって出来ますか。。?』と、編み込みが入っているゆるふわな巻きのヘアセット画像をお持ちになりました。
確かに普段うまくまとまらないとなると、どんなヘアアレンジにしたら良いかも悩んでしまいますよね。
巻いても跳ねるのでは…ということと、編み込みしても髪がピンピン出てしまうのではないか?
というように思われがちですが、実はいわゆる剛毛と呼ばれる硬くしっかりとした髪質は、巻きやゆるふわのニュアンスが映えます。
ただし少しコツがいるので、そこを気を付けるだけで、よりまとまりのあるヘアスタイルになるかと思います。
【具体的な方法。】
よくあるのは、太めのコテを使ってゆるふわのニュアンスで、ざっくり全体を巻くということかと思います。
そして、仕上げにヘアオイルやゆるふわ向きの柔らかめのワックスを使ってスタイリングする…というのが多いのではないでしょうか。
もちろんこれらは決して間違いではなく、髪質や場面などによってはこのようにすることもあります。
ですが今回の場合、これだと髪が広がり崩れやすくなるのと、場合によってはメリハリがなくなりボサボサに見えてしまう可能性があります。
ですので熱がしっかり当たる位に髪の毛を細かく分け取り、襟足から頭の丸みに合わせて内側にしっかり収まるように巻きます。
特に襟足部分は内側から跳ねて来ないように念入りに方向付けをする為に、コテではなくストレートアイロンを使いました。
表面や見える位置のみ必要な部分だけ、25ミリの細いコテで巻くと、広がらずに収まりの良いゆるふわな感じになります。
編み込みを入れることによってボリュームも抑えられ、さらにバランスも良くなりました。
スタイリング剤も今回の場合はヘアオイルや柔らかいワックスよりも、固めで艶が出るようなワックスの方が適しているかと思います。
表面を崩しすぎず、カールがある程度しっかり残るように部分的につまんで艶を出すようにすると良いです。
最後にハードスプレーで仕上げます。
このように必要な部分に必要な処理をすることにより、一見無理なのではないか…?ということも可能になります。
『すごい可愛いです。ふわふわしてる!』と、とても喜んで下さいました(^^)
こちらこそ、ありがとうございました。
喜んで頂き何よりです。
ご卒業おめでとうございます。
美味しいお料理を作る素敵な調理員さんになって下さいね(^^)
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