巨人育成5位、知念大成選手に感じたヘアメイクとの共通点

唐突ですが、私は野球が全くわかりません。恥ずかしながら、ルールすら怪しいレベルです。

それなのに最近、読売ジャイアンツの知念大成選手を応援しています。理由はシンプルで、彼の「執念」が、なぜか自分の人生と重なったからです。

ヘアメイクという仕事を続けてきた中で、遠回りした人間にしか見えない景色がある。

今日はそんな話を書いてみようと思います。

子供の頃から父親が大の巨人ファンで、テレビを占領されるのがとにかく苦痛でした。

テレビの前で手を叩いて応援して、点が入るたびに大騒ぎしている父を見て

「一体、何がそんなに楽しいの?」と、冷めた目で見ていたタイプです。

それが今どうでしょう。あの大谷翔平選手の影響で、母親まで野球にハマり、時差も関係なく、朝3時からドジャースの試合を見ている。

その熱に当てられて、私もなんとなく巨人を「周辺」から見始めました。

例えば

・選手プロデュースのお弁当

・料理が得意な選手の動画

要するに、野球そのものじゃなくて自分が好きな「食べること」から入ったわけです。

野球は分からないけど、人間は見ていて面白い。

華やかなルートに乗る人、乗れない人

野球の世界には、いわゆる「王道ルート」がありますよね。

高校や大学を卒業してドラフト1位で指名され

そのままスター街道へ。

でも、その裏には名前すら呼ばれない選手が山ほどいる。これ、実はヘアメイクの世界も同じです。

高卒で美容学校

有名サロンに就職

著名なアーティストのアシスタント

華やかな現場へ

いわゆるエリートコース。

残念ながら私はそのルートに1ミリも乗れなかった人間です。美容部員を辞めて24歳でヘアメイクスクールに入り直し、みんなが一発で受かる試験に7回落ちました。

その時、私は先生に言ったんです。「もう別に現場に出れなくていいです」

今思えばただの逆ギレです。

試験に受からなければ現場研修に出られない決まりだったんですが、落ちていた理由は単純で私が出来ていなかっただけ。

つまり適性が足りなかった。

遠回りに遠回りを重ねてきた人間が、ドラフト会議に感じるのが、残酷な現実そのものだったのかもしれません。

最近、ドラフト会議を見ると妙に心がざわつくんです。そこには残酷なまでの現実があります。

どれだけ努力しても報われるのはほんの一握り。人生の整合性が取れないまま夢を断たれる人が山ほどいる世界。

その中で知ったのが巨人の育成5位で指名された、知念大成という選手でした。

沖縄尚学から沖縄電力そしてオイシックス新潟アルビレックスへ。

イースタンリーグでは首位打者と打点王。実績としては十分すぎる。

それなのに前回のドラフトではまさかの指名漏れ。

普通なら「これ以上何をすればいいの?」と腐って辞めても全くおかしくない状況です。

実際、私はたかだかヘアメイクの試験に落ちただけで逆ギレして辞めようとしていた人間なので、この時点でそのハングリー精神、 人間力の差を感じてしまいます。

「育成30位でも行く」という執念

それでも彼は諦めませんでした。

むしろ「育成30位でも50位でも、どの球団でも行く」

と言っていたインタビューを見ました。

最近は育成指名を辞退する選手もいる時代です。

その中でここまで言い切る覚悟。それを聞いた時、理屈じゃなく思いました。

ああ、こういう人が上に行くんだろうな…と。

彼がプロの入り口に立つまでの苦労は想像もつきません。でも私から見たらその場所に立てただけでも、もう才能の塊です。

遠回りした人間にしか見えないもの

私はエリートコースから外れました。でも、その代わりに見つけたものがあります。自分のいるべき場所。技術は上には上がいくらでもいます。

でも私は

・集客を設計する

・論理(ロジック)で環境を作る

・物事の本質を見る

この能力だけは誰にも負けない自負があります。自分の特性を理解して戦う場所を決めたからこそ、私は今もヘアメイクを続けられているんだと思います。

応援してしまう理由

だからこそ知念選手には諦めないでほしい。

いつか東京ドームで活躍する姿を心から願っています。

気がつけば私はGIANTS TVに課金して、空いた時間に彼の動向を追っています。

野球のルールも分からない豆腐メンタルのヘアメイクが、なぜか一人の選手の「生き方」に感動し応援している。

遠回りした人間だからこそ、他人の「執念」に心を動かされるのかもしれません。

不思議な話ですが、これが私の

「鏡越しに視るリアル」

なんだと思います。

もし知念選手プロデュースのお弁当が出たら、私は絶対に買います。

万が一

ジャイアンツ関係者の方がこれを読んでいたら

どうぞ知念選手に「応援しているヘアメイクがいる」と、伝えてください。笑

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