ヘアメイクが気付かないお客様の本音

こんにちは。今日はヘアメイクの現場でよくある「その時は気に入ってもらえたはずなのに、後からなんとなく微妙な反応をされる」…ヘアメイクが気付きにくいお客様の本音という話をしたいと思います。

私も新人の頃、すごく悩んだことがあるんです。お客さんは「いい感じ!」って言ってくれたのに、後日なんだか態度がそっけなかったり、気持ちが離れてしまったりすることってよくありますよね。

これ、実は4つの理由があるんじゃないかなと思っています。

1.その時は気に入ったけど、後から頭痛がしたり外しにくかったり、崩れたりして過ごしにくかった場合

ヘアメイクって、その場だけじゃなくて、その後も快適に過ごせることがすごく大事です。

例えば、セットがきつすぎて頭が痛くなったとか、崩れやすくて気になったとか、ピンやゴムが外しにくかったとか。

特にキャバクラのヘアメイクは毎日のことなので、崩れにくさや外しやすさ、全体的な過ごしやすさのウェイトがすごく大きいんです。 その辺が一般のお客様より特にシビアかもしれません。

その場はテンション上がってても、後からストレスになると「やっぱり微妙だったな」と思われがちです。

2.その時は気に入ったけど、第三者からのネガティブな意見を聞いて気分が変わった場合

特にキャバクラなどでは、周りの同僚やお客さんの目がすごく気になりますよね。

自分は気に入っていても、誰かから「なんか変じゃない?」とか、「いつもの方がいい」などと言われると途端に自信がなくなってしまうことも。

だから、第三者の反応も含めて、安心感のあるヘアメイクを心がけることが大切です。

3.その時は気に入ったけど、後でトイレに入ってよく見ると「ここ、おかしくない?」と気になるバランスを見つけてしまった場合

これもよくあります。

写真や鏡で見るのと、自分の視点でじっくり見るのは違うんですよね。

後から細かいところが気になって、なんとなくモヤっとするパターンです。

よくあるのは左右対称じゃないとかアホ毛が気になるとか… あとは普段は髪をおろしていると気づきにくいですが、特にエクステの場合、例えばハーフアップにしたとき

  • 上げた部分と下の髪が分かれて見えてしまい、そのつながりの違和感
  • エクステの本数によりおりた髪の毛の量がスカスカに見えてしまうことが気になる

…などがありがちかなと思います。

なのでもし違和感を感じそうだなという場合には、作る前にざっくり髪の毛を手で動かしてみて、これくらいの量で気にならないですか?ということを確認するとスムーズです。

4.その時は気に入ったけど、後日テンションが落ち着いて感動が薄れてしまった場合

特にイベントなどでテンションが上がっている時は「良い!」ってなるけど、数日経つとそのときの感動は薄れがちなんですよね。

また最近はキャバクラでもナチュラル志向が強まってきていて、見栄えさえ良ければいい、という考え方は減ってきています。

気持ちの波があるので、仕方ない部分もありますが、そうしたトレンドも反応に影響しているかもしれません。

まとめ

こういう理由があって、特にキャバクラのヘアセットでは「その時は良くても、あとから微妙な感じになる」こともあるんです。

なので見映えだけでなくそのあたりのバランスも気にしてみると良いかなと思います。

毎回同じスタイルも安心感があっていいけど、たまに違う提案をして気分転換してもらうのも喜ばれますよ。

ただ、その子の好みから大きく外れすぎるのは逆効果なので注意しましょう。

最終的には「お客様の好みをしっかり把握すること」が一番大事。

逆に言うと、ここをしっかり押さえればそこまでめちゃくちゃクオリティが高くなくても、信頼されるヘアメイクになれます。

こんな感じで、あまり極端に振りすぎず、でもお客様の好みに寄り添ったヘアメイクを意識すると、後からの微妙な反応も減っていきます。

1人で悩みモヤモヤしているヘアメイクさん、よかったら参考にしてくださいね!

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